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コンサルタントの利用、メリット、デメリットについて

コンサルタントの利用、メリット、デメリットについて



コンサルタントの利用、利用しない場合のメリット、デメリットを整理すると以下のようになるのではないかと思います。


利用メリット


    • コンサルタントの成功したノウハウを活用できる
    • 計画された日程まで確実に認証取得に到達することができる。
    • 社内の人材不足、スキル不足を補える
    • 契約中は、疑問点をすぐにコンサルタントに質問し即時解決できる。
    • 社内の推進担当者の認証取得合格に対する責任が減り構築作業、運用や社内根回しに専念できる。
    • 知識や経験があり人柄の良いコンサルタント出合うと、長く付き合うことにより、余り説明しなくとも当社に合う案を提示してくれるようになり、社員と同じような働きをしてくれ、利用価値が高まる。
    • 岡目八目、会社の悪い点などやよく見て指摘してもらえる
    • 外部の人だと社員を動かしやすい。ISO事務局より社員が言うことを聞いてくれる。
    • 最新の審査情報が得られる。


利用デメリット


    • コンサルタント料が発生する
    • 肩書きや大会社の理由でコンサルタントを採用すると、実績がなかったり、指導力がなかったり、人間的にひどい人が当社の担当になるリスクがある。
    • 質が悪いシステムを持ち込まれ、導入され、重厚なシステムとなり運用ができないリスクがある。
    • 講釈だけのコンサルタントだとなかなか進まない。ストレスになり、モチベーションが下がる。
    • コンサルタントの経験を押し付けられる恐れがある。


質問1

 当社は従業員数30名のソフトウェア開発会社ですが、創立してから5年しか経っておらず、社員は全員が中途入社です。そのため品質管理も個人のノウハウ任せで、標準というものがありません。安定した品質を確保するためにもISO9001を取得しようと考えていますが、書籍などを見ると、ほとんどの企業がコンサルタントを頼んでいるように書いてあります。コンサルタントに頼らず、自社だけで認証取得にチャレンジしたいと考えていますが、可能 なのでしょうか。

回答1

  中小企業の中にはコンサルタントを依頼しないで、自力だけで ISO9001の認証取得している企業はあります。それらの企業にとっては、認証取得時の達成感は高いでしょうし、全社員共有の誇りにもなっていると思います。
  ただし、中小企業の多くは、①取り組み方が分からない、②人的資源に乏しい、③時間的制約がある、などの理由により、コンサルタントの支援を受けて認証取得に取り組んでいます。
 また、自社の力だけで取得活動を行なっても、システムの構築ができず断念したり、途中からコンサルタントの指導を受ける企業もあります。
 独力で認証取得に取り組む際に考慮しなければならないのは、他社の真似をするなど安易な方法に陥らず、トップ自らが ISOの本質を理解し、全社的活動として取り組むことです。 ISOは、①トップダウンで行なうこと、②全員で取り組むことが基本です。特に、中小企業にとってはマネジメントシステムの基盤作りともなりますので、担当者任せにせず、トップ自らが積極的に推進活動を展開させることが重要です。
 また、自社だけで取り組むとどうしても品質マニュアルの手本が欲しくなると思いますが、市販されている書籍等からの引用などは決して行なわないようにしましょう。 ISO9001の品質システムは100社あれば100通りのシステムがあると、肝に銘じて取り組んで下さい。他社の真似をすると、取得はできても借り物のシステムのため、維持管理していくことが困難になります。システム構築にあたっては、自社の現在ある仕組みを活かし、ISOの要求事項と照らし合わせて取り組むことです。「あるべき姿」を追求せず、「今ある姿」をベースにしてシステム化するように心がけて下さい。
 いずれにせよ、自力で取り組む際には、トップが①取得の目的を明確にし、②社員に宣言を行なった上、③自ら先頭に立って知恵と汗をかき、④社員を教育し、⑤一体となって活動をしていくことが必要です。

質問2

当社は電気製品の部品加工と組立を行っております。従業員は90名です。ISO9001を本年度中に取得しようとISO事務局を作って発足しましたが、理解しにくいので、コンサルタントをお願いしようと考えております。どのようなコンサルタントにどのような内容を依頼したら良いか分かりませんので教えて下さい。

回答2

 どんなコンサルタントにお願いしたら良いかという点ですが、コンサルタントが会社の希望に合うことが大切です。一般的にコンサルタントの QCDについて考えてみたいと思います。
 コンサルタント Qの部分ですが一番良いのは、次の3つで判断されたらどうでしょうか。
① これまでのコンサルタントを行なった件数
② コンサルタント自身が受審の経験があるか
③コンサルタントだけでなく、審査の経験があるか
 以上ですが、数が多ければそれだけ依頼されていると考えられます。具体的社名は、聞いても言わないので、聞かない方が良いと思います。
 やはり自分自身で受けていることも経験した方が良い、舞台裏を知っているからです。それから審査を経験している方がより適切なコンサルティングができると思います。以上の3つを総合的判断基準としたらどうでしょうか。
 次に費用です。費用にはかなりの幅があるようです。1時間当たりだけでなく、トータル費用も考えてみるべきです。
(約1年で)大体 10日位から25日位が予想されます。このトータルとどの位まで関与してくれるかによって変わります。
 日程ですが、やはり希望する日程に来てもらえるか、また同一の人が来てくれるか確かめることも必要です。
 依頼する方もなるべく早く日程を示す方が希望に合う日にコンサルティングができます。
 コンサルタントも2~3カ月先まで決めていることが多いのです。長期間1社には行きませんので、かなり細かく予定を立て空きのないようにしていると思います。
 以上のようなことを選定の基準に早く決めることが良いと思います。内容について、ISO要求事項、品質マニュアル作成、社内規定の作成、模擬審査(手順の確認と実施状況の確認)の一通りのコンサルティングを受けることが一番良いと思いますが、品質システム構築ができていれば模擬審査だけとかスポットでの支援でも良いと思います。




  • 最終更新:2009-10-09 17:13:48